アリス 最終話 アリス裁判
女王:よし、この裁判の判決方法を変える。
イデア:判決方法を?
女王:今からマッドとリンダにそれぞれ『有罪』『無罪』の紙を持たせる。
アリス、あんたが選んだ方に判決を言い渡す。文句ないだろう?
何よりも公平だし。自分で選んだ結果だ。
イデア:ダメだ。アリス、罠だ・・。
アリス:分かりました。
イデア:アリス・・・。
アリス:例えこれが罠であっても、私は私の運命に自分の未来をゆだねるわ。
イデア、見ていて運命は変えられるって事を証明するから。
イデア:相手はハートの女王だ。気を付けろよ。
女王:決まったかい?じゃあ、始めるよ。
マッドとリンダどちらかが有罪でどちらかが無罪の紙を持っている。さあ、選ぶがいい。
アリス:私の運命が決まる・・・。
イデア:ハートの女王の狙いは何だ・・・。何かあるはず。
マッド:アリス。リンダが『有罪を持っている』だから私を選ぶといい。
リンダ:私が有罪を持っているかって?さあね、どうだろう?自分の目で確かめるといいよ。
でもマッドは決してアリス、君の味方には付かないと思うよ。
だから君に有利な事は言いっこない。
アリス:マッドが無罪を持っている。マッドは私に有利な事は言わない・・・。
困ったわ。一体どっちが無罪かしら・・・。
マッド:私が持っているほうが『無罪』だと言っているだろう。
リンダ:騙されるな。マッドは君の味方じゃない。
アリス:ああ!もう、どっちを選んでいいのか分からないよ。
女王:どっちでもいいよ。早く選びな。
イデア:マッドが言っている事が本当なのか、ウソなのか。
おかしい、ハートの女王は随分と余裕な顔をしているな。
まるでどっちを選んでも女王の思惑の通りって顔だ。
アリス:分かった。私はマッドの持っている方を選ぶわ。
イデア:まさか!いけない、アリス。選んでは罠だ!!
女王:マッドの方だね。よし。マッド、持っている紙を見せてご覧。
マッド:残念でした。私の方が持っているのは『有罪』です。
アリス:そんな・・・・。
イデア:やはりハートの女王の罠か。
このままではアリスがバラにされてしまう。
そうはさせるか・・・。
『時空の時計』よ。時間を少しだけ戻してくれ。この裁判の開始時にまで
(暗転)
イデア:時間が裁判開始まで戻った。この事は私以外誰も知らない。
そして、『時空の時計』は24時間後まで使用は出来ない。
ジュディ:これより、『花園のアリス』の裁判をしま~す。
なお、今回は裁判長であるイデアが被害者の為、
私が急遽代わりに裁判長って事なんでよろしく。えっと・・・。
じゃあ、早速、審議に入ります。
女王:コホン。おい、何か忘れてるだろ?
ジュディ:ああ、ハートの法典の前文ね。
あれいいや。長くなるから。
そんなわけで審議。
マッド:ハートの女王の前文をカットしちゃったぞ。
リンダ:ハートの女王はこれだけが楽しみで裁判をやっているのに・・・。
女王:ジョーカー・・私の前文がカットされちゃった。
ジョーカー:恐るべしでござる・・。
ジュディ:一同、静粛に。ではこれより、審議にはいる。
くぅ~~!!快感!!これずっとやってみたかったんだよね。
なお、判決はハートの女王陛下が決められる。
そして法廷での検事を「リンダ」弁護人を「マッド」とする。
では被告「アリス」前へ。
アリス:はい。
ジュディ:では検事は本件を述べよ。
マッド:花園アリスは「イデアの心」を間違いなく盗みました。
この事は『ハートの法典』の恋愛罪に当たるものと思われます。
我々はアリスを『バラの刑』になる事を求刑します。
ジュディ:弁護人マッド。これに関して異議はありませんか?
マッド:はい、異議はありま・・
イデア:OK、マッド。君はいいから休んでいて。あとは私がアリスの弁護人を受けるよ。
女王:ラビ!勝手なマネは許さないよ。
イデア:女王陛下、『ハートの法典』によりますと、
弁護人の代理を努める場合「裁判長」と「弁護人」の2人の合意を得られれば
変える事が許されております。
女王:そ、そんな事 書いたっけ?
ジョーカー:法典のこまごまとした内容はイデアが作りましたから・・・。
イデア:裁判長。許可をお願いします。
ジュディ:OK。イデア。許可する。
マッド&リンダ:軽っ!!
イデア:弁護人、マッド。許可をお願いします。
マッド:バカな、
私だって法を司るもののはしくれ、
この仕事に誇りを持っている。
『名誉』にかけても安易に許可はできない。
イデア:マッド、ただでとは言わない。これは私のほんの気持ちだ。とっておいてくれ。
マッド:これは『真実の鏡』!!
イデア:以前、君がリンダと取り合いになってた物だ。これを君にプレゼントするよ。
マッド:許可します。
リンダ:ズルイぞ!!マッド。
イデア:裁判長のジュディ、弁護人のマッドの2人の合意を得られましたので。
私が代わりにアリスの弁護人を努めさせて頂きます。
さあ、マッド、君はゆっくり休んでいてくれ。
ジュディ:イデア、やるじゃん。
イデア:さあ、リンダ、事の真偽を明かにするため、公平に戦おう。
リンダ:
いきなり賄賂つかいやがって、
何が公平にだ!!
イデア:アリス、私に弁護を任せてくれる?
アリス:うん!ありがとうイデア。
ジュディ:では弁護人代理のイデア。罪状に不服があれば述べなさい。
イデア:はい、まず先程リンダが述べたアリスがハートを盗んだと言う理由は
検事の憶測によるものであり、なんの証拠にもなっておりません。
リンダ:異議あり。
ジュディ:リンダ。
リンダ:証拠ならあります。2人で女王の庭園に入りました。
アリス:え・・・なんでその事を知って・・・
イデア:しっ。(アリスに)
異議あり。女王の庭園に入ったと言うのであればその証拠を提示してください。
リンダ:証拠・・・。私はイデアが度々、女王の庭園の鍵を持ち出しているという事実を知っている。
イデア:仮に私が鍵を持ち出した事が事実だとして、
アリスと一緒に入ったと言う証拠にはなりません。
リンダ:確かに・・・。
イデア:裁判長!本件は証拠不十分です。
リンダ:ぐ・・・。ならば、なぜバラが嫌いなお前が『女王の庭園』に入った?
イデア:それは・・・・。
リンダ:答えは、アリスがバラが好きだから。そうだろう?
イデア:それも憶測に過ぎない!!確かにアリスはバラが好きだと聞く。
しかしそのことと本件を結びつける事にはならない。
ペルシア:ちょっとその裁判待ちな。
リンダ:なんだ。ペルシア、お前は呼んでないぞ!!
ペルシア:堅いいこと言うんじゃないよ。その真偽。ハートの女王の庭園に
もし、二人が入っている姿を見たものがいれば、立派な証拠となるだろ。
イデア:ペルシア!!
ペルシア:どうしたいボーヤ。顔が青いよ。
ジュディ:ペルシア、2人で庭園にいた姿を見た人物を知っているの?
ペルシア:ああ、いっぱいいるよ。検事さえよければ証人喚問してみれば。
リンダ:おお!ペルシア、助かる。裁判長、検事側は証人喚問を許可します。
ジュディ:証人喚問?一体、誰を?
ペルシア:バラさ。あそこには何千何万のバラがいる。みんな真実を知っているはずだよ。
女王:あはは!馬鹿げている!!
ペルシア、バラにされた人間が
どうやってしゃべる事ができるんだ?
ちがうかい?
真実を知っていても
誰もこの法廷で話すことなんてできないじゃない。
ペルシア:ところができるのよねぇ。
ハートの女王。
一人『真実の鏡』の力によって話す事ができるバラがいるのよ。
女王:なんだって!!
ペルシア:入っておいで。
マリー:ふう、全く相変わらず陰気くさい法廷ね。
女王:白バラ・・・。
イデア:マリー?
アリス:マリーって・・あのマリさん?
ジュディ:マリー、あなたに聞きます。
イデアが女王の庭園に入ったと言う事実は本当ですか?
マリー:ええ、本当です。
ジュディ:ではイデアがアリスと一緒に入ったという事実は本当ですか?
マリー:アリス?聞いたことないね。イデアはいつも私に会いに来てただけ。
リンダ:ウソだ!!
マリー:あ~たバカね。あたくしの発言もウソだというのなら
裁判にならないじゃない。
ちがくて?
リンダ:イデアをかばっているにすぎない。
マリー:なんなら。他のバラにも聞いて見たら?真実の鏡を使って。
イデア:裁判長、検事の申立てである
『ハートの女王の庭園』に
私がアリスと一緒に入ったと言う真偽は
リンダの作り話だったという事が立証されました。
リンダ:ぐっ・・・・。卑怯だぞ。イデア。
イデア:ありがとう、ペルシア。
ペルシア:だから言っただろう。気をつけなって。
世話のかかるボーヤだね。
ジュディ:検事の申立てはウソだと言うことが証明されたので、よって本法廷ではアリスを・・・
女王:待て!!!
ジュディ:女王?!
女王:ハートの杖よ。ジュディをバラに変えろ!!
ジュディ:きゃあ。
イデア:ジュディ!!!
(ジュディ・バラに変えられる。)
女王:ジョーカー、もし裁判長が途中でなんらかの事故により
裁判が続行不可能になった場合は
どういう法律だい?
ジョーカー:え・・・。
マリー:相変わらず汚いね。
女王:あんたも、黙ってな。邪魔だよ。
(ハートの杖をマリーにふりかざす)
イデア:マリー!!
女王:バラが再びもとのバラに戻っただけだろう?
アリス:ひどい!!
ジョーカー:ハートの法典には裁判長が裁判中に事故にあった場合はかかれていません。
女王:そう・・なら仕方ないね。裁判長がバラになっちゃったんで、
あたしが代わりに裁判長を努める。
イデア:なんだって・・・。
ペルシア:相変わらずやり方が汚いね。
女王:よし、この裁判の判決方法を変える。
イデア:判決方法を?
女王:今から、マッドとリンダにそれぞれ『有罪』『無罪』の紙を持たせる。
アリス、あんたが選んだ方に判決を言い渡す。文句ないだろう?
何よりも公平だし。自分で選んだ結果だ。
イデア:ダメだ。アリス、罠だ・・。
アリス:分かりました。
イデア:アリス・・・。
アリス:例えこれが罠であっても、私は私の運命に自分の未来をゆだねるわ。
イデア、見ていて運命は変えられるって事を証明するから。
イデア:相手はハートの女王だ。気を付けろよ。
女王:決まったかい?じゃあ、始めるよ。
マッドとリンダどちらかが有罪でどちらかが無罪の紙を持っている。
さあ、選ぶがいい。
アリス:私の運命が決まる・・・。
イデア:さっき、アリスが選んだマッドの方は『有罪』を持っていた。
これならリンダの方が『無罪』を持っている事になるが、
マッド:アリス。リンダが『有罪を持っている』だから私を選ぶといい。
リンダ:私が有罪を持っているかって?さあね、どうだろう?自分の目で確かめるといいよ。
でもマッドは決してアリス、君の味方には付かないと思うよ。
だから君に有利な事は言いっこない。
アリス:マッドが無罪を持っている。マッドは私に有利な事は言わない・・・。
困ったわ。一体どっちが無罪かしら・・・。
マッド:私が持っているほうが『無罪』だと言っているだろう。
リンダ:騙されるな。マッドは君の味方じゃない。
アリス:ああ!もう、どっちを選んでいいのか分からないよ。
女王:どっちでもいいよ。早く選びな。
イデア:アリス!リンダだ。リンダの持っている紙を選べ。
アリス:分かった。私はリンダの持っている方を選ぶわ。
イデア: おかしい、ハートの女王は随分と余裕な顔をしているな。
まるでどっちを選んでも女王の思惑の通りって顔だ。
女王:リンダの方だね。よし。リンダ、持っている紙を見せてご覧。
リンダ:分かりました。女王様
イデア:ちょっと待ってください。アリスが選んだのはリンダの紙です。
先に、マッドが持っている方紙を見せて貰ってもいいでしょうか?
女王&双子:ええ!!
女王:ラビ、何を言っているの?
イデア:何か不都合でもおありですか女王陛下。
女王:不都合・・・なんてないけど。
イデア:まさか、民集から慕われ敬われております女王陛下に限って
両方とも『有罪』を持っているなんて事はございませんでしょう。
女王:ドキ!まさか・・・そんな、おほほほ。
マッド:ああ、バレバレだよ、ハートの女王、自分から『ドキ』とか言っちゃってるし。
リンダ:イデアの方が一枚上手だったね。
イデア:それとも女王陛下、マッドから見せる事に何か不都合な事でもあるのでしょうか。
女王:いや、別にないけどさぁ・・。
ペルシア:つべこべ言わないでさっさと見せなよ。
(マッドから紙を取り上げる。)
マッド:あ、返せ!
ペルシア:アリス、マッドの持っている紙は『有罪』だ。
イデア:と言う事は、リンダが持っている方が『無罪』ですね。アリスは『リンダ』を選んだ。
アリスは無罪になったぞ。
アリス:やった!ねっ?運命は私に味方したでしょう。
イデア:ああ、アリス。ハートの裁判始まって以来、君が初の無罪だ。
君の運命の女神はよほど強いみたいだね。恐れ入ったよ。
女王:この役立たずどもめ!!裁判で負けてるんじゃないよ。
ペルシア:あんたもしつこいね。それより、バラにされたジュディ、マリを早く元に戻しなよ。
女王:まだ裁判は終わってない。
アリス:え?
女王:おいでトランプ兵士。アリスをひっ捕らえろ!
(フルハウス登場)
イデア:待ってください。女王!!アリスは無実です!
女王:まだアリス本人の口からなにも聞いてないだろ?
マッド: アリスに選らばせるんじゃなかったけ?
リンダ:応生際が悪いぞ!女王。
スペードのA:さあ、観念しろ。
イデア:アリスに障るな!!
女王:ラビ!!
(イデア フルハウスを次々倒す)
ジョーカー:まさか・・・イデアがこんなに強かったとは・・。
イデア:裁判が終わってないのであれば、アリスはまだ処罰される理由はない。
力ずくでというのであれば、こちらも戦うまでだ。
アリス:イデア。
⑳『異界のランプ』
女王:ジョーカー、アレをもってこい。
ジョーカー:アレとは。なんでござるか?
女王:『異界のランプ』だよ。
ジョーカー:異界の・・・いけません。女王陛下。アレだけはお使いになっては。
女王:いいからはやく持ってきな!!
ジョーカー:い、イエッサー。
女王:私が持っている秘密の『不思議アイテム』は
『ハートの杖』
『隠れマント』
『時空の時計』
『影縛りの剣』
『真実の鏡』
の5つ。
マッド:おい・・・。秘密の割には全部ばらしているぞ。
リンダ:しかもそのうち4つも他人の手に渡っているし。
女王:でもね。実は幻の6つ目のアイテムが存在するのよ。
マッド:聞いたか?幻の6つ目だって。
リンダ:持っている時点で幻ではないだろう。
女王:できればこのアイテムだけは使いたくなかったわ。
そのアイテムはね。あまりの恐ろしさに禁じアイテムとされているの。
そう、世界すらも滅ぼしかねないからね。
マッド:使うつもりだ。絶対、あの女王使うつもりだ。
リンダ:世界を滅ぼしかねないのに使うなんてとんでもない。
女王:オダマリ!!!
いいかい。よくお聞き。この『異界のランプ』は、この世界とは全く別の世界から
魔法が使える魔人の王、魔王を呼び出す事ができるのよ。
マッド:何考えているんだあの女王。とんでもないアイテムを取り出したぞ。
リンダ:確実にやばい。あの変態のせいで世界を滅ぼされてたまるか。
ジョーカー:女王陛下。そのアイテムだけはやめてください。
イデア:アリス・・いますぐ逃げるんだ。
アリス:え。イデアは?
イデア:私はここに残る。早く、みんなを連れて逃げろ!!
女王:しゃらくせえ!!!もう遅いよ。
さあ、異国の魔人よ。出てくるがよい。
ハートの女王の名の元に今、召喚する。
出でよ。魔界の王『バッハハー』
一同: ・・・・・・・・・。
マッド:おい・・何も起きないぞ。
リンダ:拍子抜けだよ。
ジョーカー:女王陛下。何も起きませんが・・・。
女王:おかしいね。おい、出て来い。バラに変えるよ。
バッハハー:ふああ~なんじゃ。そなたか私を呼んだのは。
マッド:・・・あれか、世界を滅ぼすほどの魔王って。
リンダ:まさか。でもあれしか新キャラはいないし。
バッハハー:まあ、よい。余は眠いのじゃ。
またあとでにしてくれ。ではさらばじゃ。
マッド:おい・・何もしないまま帰っていくぞ。
効果音『ち~~~~ん』 (^^:::
ジョーカー:女王陛下。禁じてた理由がたった今、わかりました。
このランプ、全くつかいものにならないからでござる。
マッド:よかった。女王がバカで本当によかった。
リンダ:ああ、とんでもない事になりかけた。
イデア:とにかく。覚悟だ。
ジョーカー:隙あり!
イデア:うっ・・・しまった。油断した。
ジョーカー:イデア・・お主の負けだ。もう降伏しろ。できれば拙者、お主とは戦いたくはない。
マッド:おい、にっくきイデアがジョーカーによって身動きできなくなったぞ。
リンダ:今がチャンスだ。積年の恨みはらさでおくべきか!!
ジョーカー:近づくな!これは拙者とイデアの決闘でござる。
もし近づくのであれば貴様らを斬る。
マッド:いやだな・・ジョーカー冗談だよ。
リンダ:そそ。冗談。
ジョーカー:もう降伏しろ。貴様はよくやった。
できれば拙者は貴様を斬りたくはないでござる。
イデア:ジョーカー。君とは長いつきあいだったな。
でも、降伏はできない。
ジョーカー:なぜ、そうまでしてはむかう?
イデア:いつか、
君にも分かるはずだよ。
女王:おお、ラビ、かわいそうに。あなたまだあのアリスとかいう小娘に騙されているのね。
もういいの。目をおさまし。私はもう怒ってないわよ。
だから私のもとへ帰っておいで。
今からでも遅くはない。その小娘は私のかわいいラビの心を盗んだ。そうでしょ?
その小娘には重い処罰を与えてあげるわ。
たった一言、その小娘の事を「嫌いだ」と言えばアリスは助けてあげる。
それとも、「好きだ」と言ってその娘をバラにするつもりかい?
お前の昔の仲間達のように。
マッド:あいつ卑怯だぞ。
リンダ:最低だ。
女王:おだまり!!ラビ、どっちを選んでもいいのよ。あなたの本心をいいなさい。
イデア:私の・・・本心。
ジョーカー:イデア・・・。すまない。
アリス:イデア・・・。あなたの言葉なら、どっちを選んでも、
どうなろうとも私は後悔しないよ。
だからそんな暗い顔をしないで。
イデア:アリス・・・。
アリス:イデアと初めてあった時からそうだった。イデアはすごく寂しい目をしてたわ。
私はイデアの笑顔がみたい。
だから、そんな寂しい目をしないで。
イデア:私は、周りから「嘘つきうさぎのイデア」と呼ばれていた。
私の言葉は誰も信じてくれない。
でも、その方が楽だったんだ。
その方が誰も傷つけずに済むから。
でも・・・君の心を傷つけてしまった時、本当に後悔した。
君はいつも私を信じてくれてたね。
すごくうれしかった。
アリス:イデア。
イデア:アリス・・・。
私に最後の勇気をくれ。
アリス:勇気?
イデア:そう、今でも、私はハートの女王が怖くてたまらない。
だから。
たった一言でいい。
どんな未来にも負けない勇気を。
アリス・・。
君の言葉が聞きたい。
あの時、ハートの女王の庭園で君が言いかけた言葉。
もし、今でもあの時と同じ気持ちであるなら、最後に聞かせて欲しい。
アリス:イデア・・・。
・・・・。
私・・・
私、 イデアの事が好き。
イデア:ありがとう。アリス。
ハートの女王。聞きましたか?
私は、アリスの心を盗みました。
どうぞ罰してください。
アリス:イデア!
イデア:私はアリスの事をウソでも嫌いとは言えない。
バラは嫌いだけど。
アリスが好きなバラになれるのなら。
そんな未来も悪くないかな。
女王:ふざけんじゃないよ。イデア。黙って聞いてればいい気になりやがって。
そうかい!
そんなにバラにしたいのなら今すぐ変えてあげるよ。
アリス:待って。
ジョーカー:いけないアリス。(とめる)
イデア:マリー、みんな。
助けてあげられなくてごめんな。
アリス。
君に出会えて本当によかったよ。
・・・ありがとう。
アリス:イデア!!!!
ペルシア:・・・・バカなボーヤだねえ。
ジョーカー:イデア・・・。お主、最初からバラになる覚悟でござったか・・・。
ペルシア:でも、自分の気持ちにウソをつくこんな時代に2人を巡り合わせたなんて、
運命とは皮肉なもんだ。
アリス:イデアが、イデアがバラにされちゃったよ。
女王:せっかく私が望むがままになんの不自由もなく面倒みてやったのに、
他の女に目がいくなんて私の恩を仇で返しやがって。
所詮はバカなうさぎだ。
アリス:ハートの女王。
女王:なんだ、もうお前なんかに用はないよ。さっさと消えな。
アリス:イデアの事を悪く言わないで!
女王:何言ってるんだ?お前もバラにされたいのか。
アリス:イデアはバカなうさぎじゃない。
イデアは本当はすごく優しい心を持った人なの。
だから、イデアの事を悪く言ったら。例え誰でもあたしが許さない!
女王:アハハ。あんたも相当バカだね。
イデアが優しい心を持った人間?
あんたはイデアに騙されてただけだよ。
あいつは自分の為ならどんな嘘でも平気でつける人間だ。
アリス:違う!イデアの目は優しかった。
女王:昨日今日知った人間に何が分かるんだい?
なぜイデアがウサギだったのか知ってるかい?
あいつの仲間はみんなバラに変えてやったんだけど。
なかなかいい男だったんでね。
バラにするのは勿体なくてウサギにしてやったのさ。
あいつは自分を守るために仲間を売った人間なんだよ。
アリス:信じない。イデアはそんな人間じゃない。
女王:人間はね。自分が一番大事なんだ。どんなに大切な人でも最愛の人間だって
自分の為なら平気で裏切れるんだよ。
恋愛なんて自分の中で作り出した幻想にすぎないんだ。そうだろう?
アリス:違うわ。イデアは必死に守ろうとしていた。
バラにされた仲間も
花園のみんなも
そして・・・私も。
イデアは自分の人生を捨ててもみんなを守ろうとしていた。
女王:くだらない。お前もいつか気がつくだろうよ。
恋なんてするだけ苦しいだけって事に。
そしていつか裏切られて傷ついていくのさ
アリス:恋はきっと苦しい事や辛い事だけじゃないよ。
楽しい事や幸せな事だっていっぱい与えてくれる。
それにどんなに辛くたって私が巡り会えた大事な人を想う気持ちだけは
大事にしていたい。
どんなに傷つけられたって辛くたって
私はイデアを好きになれてよかったって思えるから。
例え、誰になんて言われようとも私はイデアを信じる。
女王:楽しい事や幸せな事・・・・。
イデアを信じる・・・。
ふん!本当に口の減らない小娘だね。
二度と生意気な口が利けないようにバラにしてやるよ。
ペルシア:ちょっとまちな。
女王:ペルシア。
ペルシア:アリスに何かしたらあたしが許さないよ。
女王:なんだと?
ペルシア:アリス。
あたしもあんたやイデアと一緒さ。
あたし以外の仲間はみんなバラにされてしまった。
アリス:ペルシアさん・・
ペルシア:アリス、この時計はボーヤの形見だ。
大事に持っててあげな。
アリス:形見。
女王:なにが形見だ。その時計はもともと私のもの。
よこしなペルシア!!
なめやがって。こんな時計。
ぶっ壊してやる!!!(といって叩きつける)
アリス:あぁぁ。時計が・・・。
ペルシア:ひっかかったね。ハートの女王。
女王:え・・・し、しまった・・・まさか。図ったなペルシア。
マッド:どうなってるんだ。
リンダ:女王がとまったぞ。
ジョーカー:ハートの女王が動かなくなってしまったでござる。
ペルシア:そう、これがハートの女王すら知りえなかった『時空の時計』のもう1つの能力さ。
『時空の時計』は壊した人間の時を永遠に止めるんだ。
マッド:なんでペルシアが知っているんだ・・そんな事。
リンダ:あいつ何者?
アリス:時が・・・女王の時が止まった。
ペルシア:この世界はハートの女王が「ハートの杖」で作った偽の世界。
ハートの杖はただバラに変えるだけのアイテムじゃない。
本来はモノの形を、世界すらも持っているものの好きなように形を変える杖なのさ。
ジョーカー:見ろ!白バラが咲いているでござる。
アリス:白いバラの花言葉は「私はあなたにふさわしい相手」
イデアが教えてくれたの。
ぺルシア:マリーもアリスとイデアを祝福しているんだね。
アリス:マリーさん。ありがとう。
ペルシア:人が人を自由に想えない国なんて。
こんな世界、あっちゃいけないんだ。
愛があるからこそ、人は孤独から解放されるんだろう?
アリス、この『真実の鏡』でこの世界を移してご覧。
マッド:あ、俺の鏡!!ペルシアいつの間に?
ペルシア:真実の鏡は本来の姿を映し出すもの。
『不思議アイテム』の本来の力を引き出せるのは
真実の恋に巡り会えたものだけなんだよ。
ジョーカー:ハートの女王はもとの世界に戻されるのを恐れていたでござるか
だから恋愛を禁止してしまったったでござる。
マッド:なるほど。だから俺たちに『真実の鏡』をくれたんだ。
リンダ:俺たちなら永遠に真実の鏡を使いこなせないもんね。
アリス:真実の鏡・・分かった。やってみる。
ペルシア:『真実の鏡』は、女王の作り出したこの世界を本当の世界に戻す。
(アリス真実の鏡を手に取り世界を映し出す。)
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